テレワーク開発の最前線インタビューvol.2

株式会社ケイケンシステム(ニアショアベンダー)
取締役 青柳 圭成 様
開発部 テクニカルエキスパート 宮原 信彦様

テレワーク開発立ち上げへの軌跡

昨年の春からインターネット証券会社向けシステムをテレワーク形態で開発されているケイケンシステムの青柳様(営業担当)と宮原様(開発担当)にお話を伺いました。

−− まず、現在開発しているシステム、開発体制について教えてください

宮原 今開発しているのは、証券システムのバックエンド側のサーバーのシステムを担当しております。体制としては7人で、テレワーク開発です。
期間は2017年9月スタートで、6月にお客様に提供を予定しています。開発は、詳細設計とそのあとの製造、および結合テストの不具合修正という部分です。基本的にはお客様から基本設計をいただいて、それを元に詳細設計を起こします。

−− コミュニケーションについて、どのような方法をとっていますか?

宮原 基本はメールと電話です。電話ですと片手がふさがってしまうので、そういうときはチームスピーク(TeamSpeak)というコミュニケーションツールを使って、ミーティング形式でやりとりを行っています。基本的には毎日15時にチームスピークを使って会議をしていました。今はもう開発が落ち着いてきたので、必要なときに随時連絡を取るようにしています。参加メンバーは全員ではなくて、何をメインで話すかを事前に決めていましたので、機能単位に関わっているものだけが参加していました。
レビューがメインで開催していたので、主担当と副担当が参加するという形でした。

−− ちなみにレビューはどの様な事をされていたのですか?

宮原 設計レビューがメインですね。基本設計に基づいて作られているのかという観点です。あとは質問事項について答えていただくという形です。ソースに関しては、ケイケン側で内部レビューして後にレビューしていただいておりました。

Web会議システムではなく、”ホットライン”を採用

−− 話がコミュニケーションに戻りますが、他にツールはどの様なものを利用していますか?

青柳 通常だとWeb会議のシステムを活用したコミュニケーションを図るのが一般的ですが、今回は、プロジェクト専用に電話を1回線割り当てて、担当者間で直通の”ホットライン”を用意し運用しました。いちいち取り継ぐ必要がなくすぐ話に入れるので、とてもスムーズでした。
意思疎通が充分取れたので、その結果、本プロジェクトではWeb会議はあまり活用していない状況です。プロジェクト開始時に私たちがお客様先に出向いて顔見せをしてあったので、電話でもうまくコミュニケーションをとれたのかもしれません。

−− 開発環境はどのように準備されたのでしょうか?

宮原 お客様に開発環境を用意してもらっていて、リモートで接続して作業しています。専用ではないのですが、インターネットVPNです。Redmine、SVNは別途インターネットで、VPNではないです。ただグローバルIPで接続は限定されているので、当社だけがアクセス可能という形です。
作業場所自体も、お客様に一度弊社に来ていただいていて、環境として問題がないかどうかというのを確認していただいています。

−− テレワーク開発にあたって社内ルールの変更などは行いましたか?

青柳 特にありませんでした。当社はもともと首都圏のお客さまの仕事を長野で受託開発をしていたというのもあって、そんなに私たちも身構えてないというところもあります。

−− プロジェクト立ち上げ時の苦労はどんなことがありましたか?

宮原 資料はいろいろいただきましたので、通常のプロジェクトと同じ負荷といいますか、特段テレワークでやっているから苦労したとか、そういう立ち上げの負荷はなかったですね。

首都圏の先端をいく開発案件を請負契約以外で地方で実現できる

−− テレワーク開発のメリット・デメリットについて感じられていることはありますか?

宮原 デメリットは特に感じてないですね。

青柳 メリットの話をさせていただくと、当社は地方の会社なので、今回のような首都圏にしかないインターネット証券の開発業務を請負以外の契約形態でできるというのは、社員のモチベーションにも影響しますし、非常に大きいと感じています。今後も首都圏ならではの技術要素を使用したユニークな開発案件などが長野でもできるよう取り組みを強化して、I・Uターンの採用にもつなげていく考えです。

−− 貴重なお話を伺うことができました。どうもありがとうございました。

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