IT調達の全体像
IT調達とは?
IT調達は、単なる購買活動ではなく、ビジネスの核心を握る戦略的なプロセスです。企業が持続可能な成長を遂げるためには、適切な外部ベンダーの選択とITソリューションの導入が不可欠であり、これによって新たなビジネスチャンスを生み出し、市場でのリーダーシップを確立することができます。

IT調達の流れ

IT調達4つのポイント
IT調達プロセスを開始する場合に最初に検討すべき重要なポイントは、内部リソースを使うか、外部から調達するかを検討することです。開発に必要なリソースを正確に見積もり、それらを内部で適切に対応できるかどうか、あるいは外部に委託する必要があるかをじっくり検討していきます。
もし、内部リソースで十分な場合は既存のコストの範囲内で対応が可能ですが、特定の技術や能力が組織内にない場合には、外部の専門家やベンダーと連携することで、より効果的かつ効率的な対応を行うことが可能です。
外部ベンダーを活用する場合のスタートラインは、エンジニア人的リソースが必要なのか、サービスが必要なのかをまず考えることが重要です。
IT調達におけるコスト最適化の3原則は「競わせる」「集約する」「入れ替える」です。
外部ベンダーを利用する場合には、複数のサービス供給者に「競わせる」ことで、コストとバランスが取れた質の高い提案を受けることが可能となります。
各社ごとに発注が分散している場合、1社あたりの発注量を増やしボリュームディスカウントを実現する、「集約する」という施策が有効です。特に景気後退時など供給サイドに余裕がない状況では、高い効果が期待されます。
一度選定された外部ベンダーも、「入れ替える」ことがありえる評価制度を伝達しておくことで緊張感が持続され、サービスの質とコストを維持することができます。
既存のベンダーに頼りすぎるとイノベーションが停滞してしまう可能性がありますので、新しい外部協力先を探すために広範囲にわたる候補リスト(ロングリスト)を作成し、これまで接点のなかった企業にも積極的にアプローチすることが重要です。
企業サイズによってコスト感は大きく変動しますので、十分考慮する必要性があります。最近では、外注先を見つけるためのWebサービスも出てきており、積極的に活用される企業も増加しております。

外注する内容やプロジェクトの性質に応じて、全ての契約形態を柔軟に使いこなし、目的と予算に合った契約形態を選ぶことが重要です。マージンを含んだ契約コストは、派遣契約がコストは低いものの管理や指揮命令が必要となります。準委任契約や請負契約は管理工数や契約不適合リスクが含まれるため契約コストは高くなります。